Daily journal written by Aya, the Ayame' socks designer
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アートディレクター信藤三雄さんの回顧展「ビーマイベイビー」に行ってきました!

今日午前中のアポがキャンセルになったので急きょ、世田谷文学館でやってる信藤三雄さんの回顧展「ビーマイベイビー」に行って来ましたー!やー、よかった!よかったーーーーー

 

 

80年代頃からの信藤さんのお仕事がスドドーッと、膨大な量のCDジャケット、ポスター等が展示されておりました。信藤さん率いるコンテムポラリー・プロダクション(CTPP)=渋谷系というイメージがありますが、いやいや、ジャンルも多岐にわたります。なので、ツボは人それぞれだと思います。あれもこれもCTPPの仕事だったんかー、っていうのが沢山ありました。当時も、知らずに買って後から知る、みたいなことも。

 

私的にはやっぱり90年代後半かなー。当時のCTPPを支えたデザイナーさん達の仕事もそれぞれにカラーがあってステキだったのです。ピチカート関連なら藤川コウさん、ブランキーやUAとかカッコいい系は大箭さん、他にも後のタイクーンの鈴木さんのデザインもほんとに楽しくてカッコよかった。書籍もいっぱい持ってます。映像の上映会も行ったし、トークショーも行ってるし、信藤さんのインタビューもメチャ読んでた。けっこうファンですね。普段、どんだけ好きな有名人に遭遇しても決して話しかけたり写真撮って下さいとか言わない(言えない)私なのですが、唯一信藤さんには学生時代にバイトしてた本屋で遭遇した時「ファンです!」って思わず言ったことあります。20年ぐらい前の話です。笑

 

 

昔から音楽は普通程度ぐらいに好きですが、若い頃にCTPPの仕事から受けた影響はけっこう大きく、ジャケットがカッコいいから聴いてみようかなっていうのも沢山ありました。アーティストそのものよりも、その周りでその音楽がより響くようにクリエイションを仕掛けている、ビハインドにいる人達の仕事に憧れてました。CD買って、中開いて、デザイナーが誰なのかとか、そういうのチェックしてました。どういう意図があるのか、音楽そのもの含めて、何を伝えようとしているのか、そんなことにすごく興味があった10代です。

 

「メジャーなものには分かりにくいデザインを、マイナーなものには分かりやすいデザインを」って、確か学生時代に聞いた信藤さんのお言葉です。当時、デザイン=伝え方、ってことだと受け取りました。それを今日の展示見てて思い出したんですが、考えてみれば、自分で今も無意識に、でもちゃんと心に留め、私淑していました。私の作る靴下、構造はめちゃ複雑に作り込まれているけど、ぱっと見は分かりやすくカラフルに可愛くしています。オシャレを強調したいが為に複雑過ぎて、ぱっと見すらも分かりにくい傲慢なデザインは今も昔も好きではありません。

 

 

今回の展示、たくさんの人が同じことを言っていますが、私も同じく「まったく古さを感じない」と言いたいです。10年経っても20年経っても色あせないクリエイション、泣けるほどカッコよかった。

 

音楽配信が普及して、今はジャケットを手にしてから買わない事もあるし、そうやってCDを買ったことがない子達もいるんだろうな。ポチるのはとにかく便利ですが、とはいえ私も100%抵抗が無いわけでもなく、未だに少しだけ胸がジクっとします。音楽自体は無形の知的財産だけど、有形になるまでのクリエイションをしている人達の仕事に私はリスペクトがあるので、 こういう文化が無くなってしまうのは悲しい。ジャケットを手にした時の感覚、中を開けてからの驚きや発見、歌詞カードめくったり、曲順とか、全てひとまとまりのクリエイションに触れて得られる感動です。だから、CDやレコードの、デザインされている「モノ」としての音楽の価値観も残って欲しいな、なんて思いました。

 

という訳で、ホントに良かったーーー!渋谷系世代じゃなくとも音楽ファンじゃなくとも、何かクリエイションに従事している人には響くと思います!9/17(月)迄ですって!おわり

 


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