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ヒマラヤトレッキング三日目 12/30/2014
標高3200mのランタンは風の谷の村です。朝晩はゴウゴウと怖いぐらいの風の音が聞こえます。

朝起きて、ダイニングルームに行くと、皆さん高山病で具合が悪そうです。私はというと、少し咳が出ていたものの、後は顔や手足がむくむぐらいで、どうやら症状は軽いようです。

昨晩ウィスキーをグイグイ飲んでいた大柄なオランダ人カップルは、朝になって動けないほど具合が悪くなってしまい、これ以上登るのは難しいかも、と言われていました。


ラマホテルからずっと一緒だった別のパーティーのプロフェッショナルガイドのフルさん曰く、こういう場合は昨晩の時点で、ガイドが客の飲酒をある程度節制させるべきだ、との事でした。フルさんは、英語がかなり堪能で、ベーシックな日本語も話します。今回私、このフルさんにかなり助けられました。

ランタン3200mから最終目的地のキャンジンゴンパ3800mまでは、さほど高度差は無いものの、すでにかなりの高地なので、歩いているだけで息が切れてきます。

しかし見て下さい、この景色!空気は冷たく澄んでいて、太陽が近くチリチリと肌が焼け、寒さを感じることは無く、とても清々しい気持ちです。天候にも恵まれ、登っている間中いい天気。二週間ほど前には雪が降って50cmも積もっていたそうです。その時の雪が少し残っていました。


チベットももう目と鼻の先なので、チベタン仏教のモニュメントや旗がそこかしこに。高地に住む族の人達はとてもワイルドでたくましく、何だか自分がここにいることが信じられませんでした。



さて、私のユースレスなガイド、この頃には私のストレスも我慢も限界まで来ておりました。これまで、ちゃんと働いてほしい旨、もし私の言っている事が分からなかったら説明し直すから分かってないのにイエスと言わないでほしい旨、幾度と無く伝えてきたのですが、中々すぐに変われるわけでも無く、依然として使えないガイドのままでした。

ここまで来ると、基本的な能力や人間性の問題で、前の晩にプロフェッショナルガイドのフルさんに通訳してもらっていたので、私の言っている事は伝わっていたようですが、理解できなかったようです。何度も警告したのですが、どーにもこーにも。

トレッキングガイドの仕事のひとつに、お客さんの食事のオーダーと希望時間を聞き、山小屋の族の人に伝える、というのがあるのですが、そんな小さなやりとりすら一苦労でした。

例えばこんな感じ。

ネパールの人は、高山病にはニンニクが効くと信じているようで、山小屋の料理全般かなりニンニクが入っています。私、ニンニクは好きなのですが、摂取し過ぎると胃痛になってしまうので、その旨何度もガイドのチャンドラに伝えており、彼の目の前で胃薬も飲んでいたのですが、ランタンの山小屋にて;

私: あのさ、私ニンニク好きなんだけど食べ過ぎると胃痛になるから、朝食のスープ、without garlicでお願いします。前に何度も言ったよね?without garlicね。

馬鹿ガイドチャンドラ(以下ガイドC): イエス!

私: WITHOUTよ。ウィズ、アウト、分かった?

ガイドC: イエス!

そして朝食のスープが運ばれてきて、口にしてみるとかなりのニンニク味…。まさかと思ってもう一度口にしてみても、やはりニンニク味。

私: これ、すごいニンニク入ってるけど…。私、ニンニク無しでって言ったよね?(かなり眉をひそめて)

ガイドC: イエス、ユドラク、ガリック。(多分you don't like garlic?と言っている)

私: …。

そして、胃痛が始まり再度胃薬を飲むことに。シェルパ族のニンニクの調理の仕方も、どうやら最後に生ニンニクをすりおろして料理に突っ込むようで、一番胃に優しくない感じです。

と、まあ、ガイドとのちぐはぐなやりとりはこんな小さな事から始まり、高山病で体調が悪い時は、身の危険すら感じました。高山病が酷くてレスキューのヘリコプターが来る事もしばしばあるそうで、私もトレッキング中に3回ヘリが飛んでるのを見かけました。自分で自覚が無いうちにそんなことになったら大惨事です。ヘリも1時間で30万円とかなりの高額!

そんな訳で、自分のガイドからは高山病や歩き方に関して何のアドバイスも無く、ガイドは客の歩くペースに合わせるでも無く、なので、プロフェッショナルガイドのフルさんのアドバイスを参考に、ゆっくりゆっくり、息が上がってきたらすぐに立ち止まり、こまめに水を取り、深呼吸をしながら、ようやくランタン渓谷最奥の村、キャンジンゴンパにたどり着きました。バカガイドは、常に100mぐらい先を歩いていたので、私はほぼほぼ単独トレッキングみたいなもんでした。

最果ての村、キャンジンゴンパ。すごい…。


なんかもう、すごい…。





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