まさかこんな事態になるだなんて思っていなかったちょうど一年前、今年の1月はいつも通りにパリコレ出張してたんでした。コロナ直前の出張です。いつでも見れると思っていたここから見るオペラ座、もう飽きてるからワクワクもしないのよね〜、かなんか思っていました。


仕事仲間の方々とそのショールーム。キミらの顔も見飽きたよっと、なるべく別行動したいんだけど、ほら私グルメじゃん、キミらエゲレス人ってパリに来てるのにケンタッキーとか食べるじゃん、何言ってんだポッシュ女(金持ち気どりみたいな意味です)、そんなこと言い合ってました。


お気に入りのチーズ屋さんです。コンテをいくつかお土産に。またすぐ夏に来れると思っていたので、少しだけね〜、てな感じで。チーズやバター類は冬の出張の時に買うに限る。


パリでオレンジ色のショップバッグと言えばアレですよ。合間にお買い物したりね。この時はイカした大判スカーフ一枚だけ。パリ出張の度、ぜーんぶの仕事を終えたら自分ご褒美に何か買っています。


ヴァンドーム広場は、パリ・レディス展の会場が近いのでその時代のことが思い出されますな。私の30代は欧州を責めたんですよ。頑張ったよ。大変だったけど楽しかったよ。


パリでイギリス人達と行動していると行くところはアイリッシュパブになります。で、外で立ったまま飲み続ける。

 

皆でアルゼンチンステーキ食べたねえ〜。



早朝のセーヌ川を散歩。くそ寒い。パリ来ると時差ボケに任せてそういう事もやってみたり。

 

パリ展でへとへとになってロンドンにたどり着いてもう2,3泊して仕事して、っていうのがいつものルーティーンなのです。これはロンドンでの朝焼け。ちょっと忘れられないくらいきれいだったな〜。

 

そいでロンドン来てから皆とやいのやいの立ち飲みしてる時に、中国で新しいウィルスが出てきたらしいから帰国は気を付けてね〜、なんて言われて、えー、なんつって話してたんですよね。それであっという間にこんなことに。パリロン行ってたのがなんだかとても遠い昔のことのようです。毎年最低でも2回は行ってたヨーロッパ、当たり前の日常が一瞬で。うーん、また行きたいけど、2回は多いな。夏の回に一回ぐらいでもいいな、と思ったり。

 

1月以来今年はずっと東京におりました。ちょっとつまらんね。家にいるのは好きなんですが、固定されるのは嫌なんです。色々選択肢がある中で「家にいる」のはいいんだけど、それしかできないのはちょっとねえ。あと私東京がホームだから、ここにずっといるのはずっと家の中にいるのと同異議で少し息が詰まりそうになるんですよね。東京ってそんなところじゃないですか?おわり

パリからおはようございます。こちらは夏です。日差しが強すぎです。しかし、メンズFウィーク夏の回ならではのこの雰囲気が最高です。みんな外で飲んでるよ〜。弊社はレディースの回が長くて、いつもパリは3月、10月だったからね。いつも暗くて雨、みたいな。



ショールーム周りの合間に、行った先行った先でドリンクサーブしてるので、勧められるとついつい頂いております。昼間っから一人ではしご酒しております。



ご飯は一人の時はテキトーなんですけどね、その辺でテキトーに食べても大体美味しいです。バスチーユ辺りをウロウロしてたらBIOのマルシェに遭遇したので、フルーツを買い食いしたりしてます。お野菜買って帰りたいな〜。野菜は持ち込みダメなんだよね。



日差し強いからだろうな。お野菜の色が濃い。トマトも味が濃くて、美味い!




これ、アルゼンチン料理。美味しかった!パリには年間4回出張で来てる帽子ブランドの方々に連れてって頂きました。カミニートというレストラン。メモメモ。


という、飲んで食べて喋っているだけのパリ出張です。つづく

グルメな靴下デザイナーが今ロンドンで一番イケてるトレンディタウン・ショーディッチで何を食べていたか写真で軽くご紹介しますね。はい、こんな感じ。

 

 

えーーーーーーと、殆どジャンクフードです。左の列は全部あれです、昔ながらの東ロンドンの買い食い的な感じ。真ん中の列は、滞在してたショーディッチハウス内の屋上レストランのオシャレ系フードなので美味しかったですけども。右は、パブで立ち飲みした後、ナンドス(デニーズ的)のチキン。ステキ感ゼロのラインナップに自分でも大爆笑です。でも、いいの。ぜーんぶ美味しく感じたし楽しかった。皆と一緒だったから楽しくて美味しかったのです。今回はそんな気分だったし、私、これで十分幸せだったのです。

 

私は美味しいもの大好きだし、食に対してそこそこの執念はありますが、誰と食べるかで美味しいと思えるかどうかが全然変わっちゃうような人です。でも、よほどの強靭な精神の持ち主じゃない限り普通そうですよね。好きな人達と楽しく食べたらなんでも美味しい!食事の基本だよ。いやーな感じで食事すると味しないし、いくら飲んでも酔わないですね。わりと顕著にそうなっちゃう脆弱な神経です。

 

因みにこのエリアにある今まで連れて行ってもらったステキなレストランはホントにステキなのでおススメです。ホークスムーアトラムシェッドロシェルカンティーンアルビオンも大好きだし、リバプールストリート駅のヘロンタワー40階にあるダック&ワッフルもイケてて最高にカッコいいです。シティで働くファイナンシャル系エリートの皆さまがパワーブレックファストをなさっています。

 

つまんないブログなので、せめておススメのレストランにリンク張っときました。ロンドン行かれる方は参考になさって下さい。おわり

仕事のこともちょっと書こうかなと思ったんですけど、毎回一緒なので割愛します。食べて飲んで愉快に軽口たたいて、時々真面目に商談してきました。アヤメさん、ロンドンの重要アカウントは全て開いてるし、今季は英セルフリッジ百貨店のスペシャルオーダーもやってるし、END.にもズバーンといっとります。概ね堅調でーす。

昔は治安が悪くて危険なエリアとされていた東ロンドンですが、今はすっかりトレンディでクリーンな街になりました。と言っても、日本と比較すると相変わらず汚らしくて危険は危険ですけどね。そりゃあ、私の大好きな映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998)』みたいな世界ではもはや無いですけど、基本はあんまり変わってません。週末の夜は、相変わらず道端で酔っぱらってバカ騒ぎしている人、マリファナの匂い、瓶が割れる音、パトカーのサイレン、小銭ほしがる物乞い、殆どおっぱい丸出しで洋服の意味がない格好のお姉ちゃんとか、そんなドジーさがデフォルトです。空き巣もスリもしょっちゅうみたいだし。日本と同じ調子で無防備にしてると普通に危ないですYO!

 

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とは言え大きく変わったのは街のオシャレ感です。日本でも人気のCONRAN SHOPのコンラン卿がホテル・バウンダリーを東ロンドンにオープンさせたのはいつだっけな?2010年とかか?その辺りから徐々に開発されていきました。その直前の2009年にはメンズの店PRESENT LONDONが既にあったわけだから、創始者のエディはやっぱり先見の明があるんだなー。アヤメもその頃からの付き合いです。その後は状況諸々変わりましたが、今もなお商売が続いているのが奇跡というぐらいの曲者店。ちなみにアヤメさん、コンランショップも本国の本店チェルシーの店舗で取り扱いがあります。私が今までコンランで買い物した額を考えたら、しっかり売ってもらわないと。って、個人の買い物と商売はカンケー無いですけどもね。あはは。

巨大資本の元に街の開発が進むと、どうしてもインディペンデントな人達が居られなくなってしまいます。そいういう人達のチャーミングさが街に彩りを添えているんだけど、これも仕方ないんだね。家賃どんどん上がっているみたい。皆、移転だのクローズだの、そんな話ばっかでした。地主の人はそういう心配とは無縁なのですが、長く地元で商売している人達は、そういう地元の良さを失わないように今もスタイルを貫いていて、そんな姿にもじわっと胸打たれました。その場所を賃貸したら楽して儲けられるのにね。



コマーシャルストリートにある皆が集まるいつもの酒場はまさにそんな感じ。昔ながらのパブで、アッパーミドル以上の人達と労働者階級の入り口が分かれているような。今はそういう文化じゃないですけどね、でも私達はいつもローワークラス側で立ち飲みです。オーナーのサンドラは東にベースする皆のお母さん的存在なんです。ちなみにサンドラもアヤメユーザーよ。Trumanのオーナーファミリーの人とも滞在先の屋上プールやパブでよく会ったので少し話しましたが、やっぱそういうの危惧しているみたい。

そんな会話もあってか、私は今回、昔からある店ばかり行ってました。ブリックレーンのベーグルとかね、自分がまだ何もしていないでロンドンに住んでた頃から好きな場所。そこそこ粗い味で別に美味しくは無いんですけど、味覚や聴覚って、それ以上の感覚や気持ちと共にあるし、当時の自分に一瞬にして連れ戻してくれますよね。お客さん気分の滞在者だった何もしてない当時の自分と、今の自分が抱く気持ちは全然違って、何をしててもより大きな何かがこみ上げます。

 

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変わりゆく街をずっと見ていて感じる物悲しさには無力ですしそういうもんだと受け入れますけど、東に集まってくる個性的な人々は昔と変わらないなと思いました。人が街を作ってるんだなー、ってホント思います。程度は違えど今も昔もけっこうデタラメです。この私が真面目過ぎてバカに見えるぐらいに。でも皆に共通してるのは個性的な人って自分が変な分、他者にも許容範囲がワイドです。良い部分と悪い部分は紙一重な事をよく分かってて、良いほうの部分を見てそれを自分にも取り入れようとするかの様です。

でも変人ばっかりだからそれなりに揉め事は絶えなくて、いっつも軽めの"意見交換"みたいな言い合いはありますけどね。最初は慣れなかったけど、今は気に入って時々参加してます。自分だけの生き方で突き進む愉快な人達との人間模様や人生模様が、なんとも人間らしくて楽しくて、そして愛らしい。きっと長くても80年ぐらいしか見られないわけだから、自分もここに何を刻むのかなー、なんて考えました。後々になって、あの時は満喫したなー、って思える瞬間がたくさんある人生だといいな。そんな風に生きたいものです。

またダラダラ書いちゃいました。笑いと謗りを交えて東の変人達の事でも書こうと思ったのに。つづく

あっという間に9月ですかい。うどんでスカイ。平成最後の夏!なんて皆んなが言うから少しプレッシャーでしたが、日本の夏らしいことは先週末に阿波踊りに行ったぐらいです。見る阿呆として。今年はビアガーデンも行ってないし浴衣も着てないなー。まあいいか。生きてる限り夏は永遠にやってくるからね。

ロンドンのこと写真でちょっと振りかえってみます。これは今回の滞在先、ショーディッチ・ハウス。今イーストで一番イケてる場所なんだって。ここね、ロンドンぽくてよかった!ラグジュアリーというより、ヒップな感じです。会員制クラブというスタイルもイギリスだわ。メンバーの人が予約しないと泊まれないんですが、今回ワタクシ仕事仲間のエゲレス人に全部手配してもらって至れり尽くせりでした。
 



前回は1ブロック先のエースホテルに泊まっていたのですが、ロンドンの滞在なら断然ショーディッチハウスがオススメです。建物が古いし、インダストリアルな雰囲気とか、部屋のデコも古い物と新しいものが上手く混在してます。エースホテルはアメリカ系だから、ニューヨーク行く時はエースホテルに泊まるのが良いのかも。エースがロンドンにあると良さが活かされて無い気がしたかなー。

私ね、東京にいると、話題のスポットや流行りものを追っかけるミーハーな気持ちがあんまり湧き上がらないんですよね。ファッション業界に身を置く人間としては大問題です。あんまりオシャレしないし新しい土地も開拓しない。これね、多分東京が地元で、そこにずっと住んでるからなんだろうな。この街に自分が存在してるだけでワクワクしたり、やるぞー、って力が湧き上がる感じが一切ない。つまんないってわけじゃなくて。

しかし、所変わるとそうでもなくて、ことにロンドンやパリ、ニューヨークに来ると、まあまあキャピついた気持ちになるんです。話す言葉も違ったりして、違う自分が顔を出す感じ。だから、今ロンドンで一番イケてるホテルに泊まったりするんです。アホ面で通ぶって業界くさいレストランも行っちゃいます。新しい人ともどんどん交流するし、マインドが外に向かって開くのです。

ここ、なんか重要な気がしてて、上手く言えないんですが、自分も他所者になってみて分かったことが他にもいっぱいあったのです。この十数年間のことを思い返し、最近の自分の変化もよく観察し、滞在中ずっとそんなこと思ってました。かつての自分、他所から来てる人の気持ちは想像しても、深くは考えた事ないし、分かり得るわけがなかったのです。

小さなことでいうと、英語を上手く話せない時、ネイティブに笑われて胸がジクっと恥ずかしく感じたり、とかそういう心の機微。私、昔は方言で訛ってる人のこと、悪気なく笑ってたし。バカにしてんじゃなくて、その音が可愛くて、ですよ。でも笑われると、うぐっ、てなりますよねえ。この無神経さ、イギリス人もよく似てんだわ、島国の人って感じで。

そんな小さいことが沢山積み重なって、この十数年で、大きくマインドが変わったんだなーと思いました。物事の受け止め方とか発想の仕方とか、考え方ね。昔の自分、明るく朗らかに振舞ってるけど中身は全くオープンマインドじゃなかったんですけど、今は心と行動が連動してます。ずっと健やかになれなかった部分が真っ直ぐになった感じ。新しい自分だったのか、元々持ってたのかは分かりませんが。

今回一年半ぶりの渡航でしたが、起業してから11年ちょいロンドンのビジネスを続けてきたことで、自分の新しい思考回路が何本も開通して、完全に自分のものになったんだなー、と思いました。これは海外だったから、という意味もありますが、主には自分の住み慣れた地元を離れて何かにチャレンジしたから、という意味で。

とりとめなく書いてしまいましたが、感じたことを忘れたくなくて。自分メモです、すんません。イギリスの楽しく個性的な仕事仲間達は相変わらずで、そんな話も忘れないうちにまた書きまーす。

 

夏の出張にくっつけて、久しぶりに行ったことない国に行きました。アイルランドです。陽気な国民性というのは知ってたけども、中々楽しかったですよ。ハイライトとしては、モハーの崖を観光してまいりました。めっちゃ崖でした。アイルランドの厳しい自然が生んだスペクタクルに感動し、天気の悪いグレートブリテン一帯でしたがやっぱり好きだなー、と思ったのでした。




 

ロンドンの後にパリにも立ち寄りました。パリでは公私ともに大変お世話になってる大好きな友人と2日連続でご飯しました。それだけ。他は何もしてないです。美術館も行かないし、買い物すらも。ロンドンもパリも愛着があるのは、自分の思いもそうですが、そこに会いたい人がいるからなのよ。それだけの為にパリに立ち寄る事が私にとってどれだけ大事なことか。SNSだけではキャッチアップできない心の機微と共に近況報告。

パリに行ったらクスクスロワイヤルをガッツリを食べないと。昨今のファッション業界の状況やあれやこれや話してまたヤル気が出たのでした。優しくて温かいのにそれをあまり素直に現さない面白い人です。

7月の終わりにロンドンに行って来たんだった。アップをすっかり忘れてました。一応仕事です。メンズの展示会でしたが、イケズな営業部長のマシウからは、アヤ別に来なくていいよ、と言われていたんですが行きました。だって夏のヨーロッパしばらくご無沙汰してたから行きたかったんだもん。

今回、洒落た靴下デザイナーは生意気にもショーディッチのAce Hotelに宿泊しました。これは窓からの眺め。ふふふん。東京いる時は、全くもってトレンディスポットに行きたいと思わないのですが、場所が変われば気分も変わって、オシャレなことしたくなるわ〜。

 

 

展示会の様子。Jacket Requiredともオーナーとも付き合い長いので、中々いい場所もらってました。カフェコーナーの近くだったので、皆、昼間っから飲む飲む。皆のたまり場になってました。


今回、夏の回に行ってヨカッタな。いつもの仕事仲間の皆はついに私の事をお客さん扱いしてくれなくなり、何かそれが逆に嬉しくて、イーストロンドンのメンズ達に混じって、はしご酒しまくりでした。狭い業界で、狭いところで行ったり来たりなので、あっちで飲んでる人から電話があったら移動して、こっちで飲んでる自分達のとこに呼びつけたり。そんで最後はいつもの古ーいパブに皆ワラワラ集まってくるんです。コマーシャル・ストリートにあるあのパブ。なもんで、ひっさしぶりに次の日の午前中いっぱい起き上がれないぐらい飲み倒しました。色んな情報やウワサも聞けたのでヨカッタヨカッタ。

 

これはThe Truman Brewery。AYAMEの海外ビジネスはここから始まったのだ。思い入れ、あるなー。


というわけで、セカンドホームに里帰りしてきましたとさ。

今回のロンドンはいつもと少し趣きが違い、企業のアテンド役として来ています。楽しみつつ緊張感もありつつとても楽しくやっていて、この出張一番のハイライトであった私が進行役の商談も何とか上手くまとめる事ができました。

いつもと違う目線で街を見れたのもよかった。大雑把でアグレッシブな私のロンドンツアー、知的好奇心いっぱいで一緒にワクワク楽しんでくれたようで、私も嬉しかった!



最後に来たのはいつだったか思い出せないぐらい久しぶりにフィレンツェにきております。もちろん仕事です。しかも名誉なことに他社からの依頼できております。

フィレンツェ可愛い街だな〜。イタリアは何食べても美味しいしサイコー。


フィレンツェ名物、Tボーンステーキです!