Daily journal written by Aya, the Ayame' socks designer
そういえばスペイン

夏のロンドン出張にくっつけて夏休みと称しスペインはアリカンテに行ってきたんでした。アリカンテにベースしてるシューズブランドmegumiochiのメグミ社長んとこにしばらく厄介になってきました。特に何してたってわけじゃない夏休みでしたが、メグミ社長と自分がここに一緒にいるだけで特別な時間のように思えました。食べて飲んで遊んでただけです。実のある話なんて何一つしてません。彼女は素の言動で私のことを大笑いさせてくれる人です。この人、この地で10年も頑張ってきたんだなー。海沿いのド田舎で、食べ物美味しいし、サイコーでした。どんだけ楽しかったかは下記写真をご参照下さい。

 

 

メグミとは起業する直前にロンドンで知り合い、パリコレで再会、ブランド立ち上げたのが同じ頃ということ、インディペンデントで行く道を選んだという共通点もあり、これまでの付き合いの中で、そのステージ毎に抱える悩み、夢希望、悲喜交々シェアしてきました。こんなブランドにしたい、こんなデザイナーでありたい、クリエイションはこうあるべきだ、小包ならUPSよりFeDEXがいい、とかホント色々、かつてパリコレ中は毎晩ヘベレケになるまでサントノレ辺りで飲み倒したものです。

今回はブランド十周年で見えた景色も何となく共有したなー。嬉しいね、幸せだね、私達は。という訳で、過去は振り返りません。未来については何を語り合ったかというと、二人とも共通して「来世はミュージシャンになる!」でした。アホ話が延々止まらなくて楽しかったのでした。この写真は数年前のパリコレ中のメグミ社長の写真。シャンパングラス片手に路上でだいぶゴキゲンです。そんなメグミ、まあまあ直前で突然の連絡で今週ウチに宿泊してます。ユニークな人だね。

 

 


東ロンドンの壁面に出現した巨大広告

そうそう、こないだのロンドンで衝撃的だったことのひとつは、我らがOld Truman Breweryビルの壁面に、Gucciがドーンと広告を出してたことです。これがどのぐらい衝撃的かと言いますと、天が変わって地が異なるぐらいの感じです。略して天変地異。「東ロンドンに」というところが衝撃なのであります。東の皆さん、ほらほら見てみて、と話題騒然。
 


これこれ。2018SSのね、イグナシ・モンレアルのイラストのやつ。しゅごーい!場所は、Truman全棟の中心にある広場のとこです。アートやファッションに興味があってロンドン行ったことある人は分かるかな?やー、流石グッチです。ニクいです。何かが変わる予感がビリビリします。

 

そしてそして、つい数日前に公開された、エディ・スリマン新生セリーヌのイメージビジュアル。ここ、東ロンドンのRed church streetdです。すぐ分かりましたよ。これもビックリです。何にそんなにビックリしてるのかというと、これまでオシャレに変わっていく東ロンドンをずっと見続けてきたわけなんですけど、ついにスーパーモードの世界のラグジュアリーブランドが参入してきたという事は、いよいよそういう事なんだな、と思うわけです。

 

 

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ついこの間は、変わりゆく東ロンドンを見ていて物悲しい、なんて言いましたが、その一方で新しいことが始まる予感にワクワクもしています。新生セリーヌのティザーキャンペーンにまんまと乗せられている私、今月9/28に予定されてるパリコレのエディの初ショー、メチャ楽しみです。広告出してる場所が、ロンドンはショーディッチで、東京のポスタージャックも原宿とんちゃん通りと円山町周辺という、これまでのラグジュアリーブランドがやるなんて思えないストリート感バリバリの街のチョイス。なんかスゴイな。

エディ、来週末のショーでどんなの出してくるんだろう。ストリートから発信されるモードは出尽くしたが、モードから発信されるストリートはすごく楽しみ、と言ったのは長くウチのウェブやアートD関係やってくれている友人です。うん、私もそう思う。エディ・スリマン、ここ最近の流れを一気にひっくり返してくるかも。かつて90年代の終わりにヘルムートラングがそうしたように。ワクワクワクと沸く!


アートディレクター信藤三雄さんの回顧展「ビーマイベイビー」に行ってきました!

今日午前中のアポがキャンセルになったので急きょ、世田谷文学館でやってる信藤三雄さんの回顧展「ビーマイベイビー」に行って来ましたー!やー、よかった!よかったーーーーー

 

 

80年代頃からの信藤さんのお仕事がスドドーッと、膨大な量のCDジャケット、ポスター等が展示されておりました。信藤さん率いるコンテムポラリー・プロダクション(CTPP)=渋谷系というイメージがありますが、いやいや、ジャンルも多岐にわたります。なので、ツボは人それぞれだと思います。あれもこれもCTPPの仕事だったんかー、っていうのが沢山ありました。当時も、知らずに買って後から知る、みたいなことも。

 

私的にはやっぱり90年代後半かなー。当時のCTPPを支えたデザイナーさん達の仕事もそれぞれにカラーがあってステキだったのです。ピチカート関連なら藤川コウさん、ブランキーやUAとかカッコいい系は大箭さん、他にも後のタイクーンの鈴木さんのデザインもほんとに楽しくてカッコよかった。書籍もいっぱい持ってます。映像の上映会も行ったし、トークショーも行ってるし、信藤さんのインタビューもメチャ読んでた。けっこうファンですね。普段、どんだけ好きな有名人に遭遇しても決して話しかけたり写真撮って下さいとか言わない(言えない)私なのですが、唯一信藤さんには学生時代にバイトしてた本屋で遭遇した時「ファンです!」って思わず言ったことあります。20年ぐらい前の話です。笑

 

 

昔から音楽は普通程度ぐらいに好きですが、若い頃にCTPPの仕事から受けた影響はけっこう大きく、ジャケットがカッコいいから聴いてみようかなっていうのも沢山ありました。アーティストそのものよりも、その周りでその音楽がより響くようにクリエイションを仕掛けている、ビハインドにいる人達の仕事に憧れてました。CD買って、中開いて、デザイナーが誰なのかとか、そういうのチェックしてました。どういう意図があるのか、音楽そのもの含めて、何を伝えようとしているのか、そんなことにすごく興味があった10代です。

 

「メジャーなものには分かりにくいデザインを、マイナーなものには分かりやすいデザインを」って、確か学生時代に聞いた信藤さんのお言葉です。当時、デザイン=伝え方、ってことだと受け取りました。それを今日の展示見てて思い出したんですが、考えてみれば、自分で今も無意識に、でもちゃんと心に留め、私淑していました。私の作る靴下、構造はめちゃ複雑に作り込まれているけど、ぱっと見は分かりやすくカラフルに可愛くしています。オシャレを強調したいが為に複雑過ぎて、ぱっと見すらも分かりにくい傲慢なデザインは今も昔も好きではありません。

 

 

今回の展示、たくさんの人が同じことを言っていますが、私も同じく「まったく古さを感じない」と言いたいです。10年経っても20年経っても色あせないクリエイション、泣けるほどカッコよかった。

 

音楽配信が普及して、今はジャケットを手にしてから買わない事もあるし、そうやってCDを買ったことがない子達もいるんだろうな。ポチるのはとにかく便利ですが、とはいえ私も100%抵抗が無いわけでもなく、未だに少しだけ胸がジクっとします。音楽自体は無形の知的財産だけど、有形になるまでのクリエイションをしている人達の仕事に私はリスペクトがあるので、 こういう文化が無くなってしまうのは悲しい。ジャケットを手にした時の感覚、中を開けてからの驚きや発見、歌詞カードめくったり、曲順とか、全てひとまとまりのクリエイションに触れて得られる感動です。だから、CDやレコードの、デザインされている「モノ」としての音楽の価値観も残って欲しいな、なんて思いました。

 

という訳で、ホントに良かったーーー!渋谷系世代じゃなくとも音楽ファンじゃなくとも、何かクリエイションに従事している人には響くと思います!9/17(月)迄ですって!おわり

 


山下達郎ライブを見てしまった!

念願叶って山下達郎さんのライブ2018、ツアー初日に行ってきました!ワタシ、初生達郎で下手側10列目の幸運を引き当てました。もうねえ、すごいなんてもんじゃなかったです。驚異。あんなカッコいい65歳って。沢山の人に勇気と希望と感動を与えておられましたよ。私も自分の中の何かが鼓舞されました。感動して涙が出たよーう。でもこれから49公演まわるみたいなので詳細はここでは割愛いたします。しかし、芸術に感動できるって幸せなことですよね。ホントによかったなー。

 

一年で唯一のんびりできる5・6月、今年は心穏やかに文化的で豊かな感じでした。読書したり映画観たり、あと音楽。素晴らしいライブ、3本も見ちゃった。つい5年ぐらい前はそんな気持ちの余裕が全く無い人だったんですよね〜。自分的に、走れ!っていう時期だったのかな。仕事とか諸々ね。最近はマイペースに歩いています。こないだ久しぶりに会った友人に、丸くなったね、って言われて嬉し恥かしくなりました。なんでしょう?心境の変化はあったかも。歳のせいかなー。笑

 

という訳で、来月は久しぶりにロンドン出張です。1年以上あいたの久しぶりかも。今はネットがあるから業務も支障ないし心理的距離もそんなに遠くないですけど、行くとやっぱり全然違います。私のセカンドホーム。



映画『犬ヶ島』観てきました!

つい一昨日、映画のレディースデーって事で仕事終わりに『犬ヶ島』を観てきました!前評判どおり、メチャクチャ楽しかったー!昨日は一日中、犬ヶ島のことで頭がいっぱいでした。笑

 

奇才と言われるウェスアンダーソンの最新作ですが、これ好き嫌い別れるのかな?私は大好きでした。ゥワーーー!って、あっと言う間に終わってしまったので、もっかい観た方が良さそう。なんじゃこりゃ〜!って思うんですけど、なんか好き。で、次の日も考えちゃうのです。流れ星銀(1983-1987)の演歌的な泣きと、タランティーノのパルプフィクション(1994)のような洒脱さがあったというか、そういうの好きなんだな。解説とか皆様のレビューを読んだらより理解できるのでしょうけど、取りあえず今はいいや。そのうち知りたくなったら調べよう。

 

何かよく解らんけど好き〜、というのは大事にしております。映画や音楽、芸術は特にそう。感じればよいものだと思っとります。しかし、こと自分のクリエイションに関しては感覚だけでやっているわけでは全然なくて、発信する側として、時にロジックに突き詰めて掘り下げていったりします。受け取る人は、なんか好きー、って、感覚で受け取ってくれれば良いと思っています。で、深く知りたくなった時に、より理解して楽しんでもらえたらよいな、と。そんな深みのあるものを作りたい思っているのです。

 

なんか取り留めのない文になってしまったけど、自分はしっかり拘って作って、受け取る側は自由に楽しんで、そういうのがいいなー、と思ったのでした。おわり

 


映画『ドリス・ヴァン・ノッテン - ファブリックと花を愛する男』観てきました!

先週末は母の日でしたね。全然関係ないですけど、日曜日の夜(しかも大雨の中)映画を観てきました。ずっと観たかったんですけど、公開当初は忙しくって。で、地元の小さい映画館で始まってたので、通りすがりにフラリと立ち寄る感じで観てきました!

私、ドキュメンタリー映画好きなんですよね〜。ファッション系だとイヴ・サン=ローランの映画も興味深く好きでしたが、今回のドリスヴァンノッテンは、もっと現代に近く、自分もリアルに時代を感じられた為、だいぶ胸を打たれましたよ。冒頭でドリス本人が「Fashion is an empty word, such a empty. We create things that is appreciated for long time」っていうんですが(セリフうろ覚えですが)、ファッション関係者で、この言葉に少しも胸がジクジクしなかった人はいないんじゃないかなー。少なくとも私は自分の胸に手を当てて考えました。

字幕よりもドリス本人はもっと喋ってたと思うんですが、意訳ですが「"ファッション"って虚しい言葉だよ、半年毎に来ては去る、世間がそう扱ってしまうからね、僕らはもっと普遍的な、時が経っても別なテイストで着ることができる、長い間味わえるものを作っているんだ」って言うんです。で、「ファッション(流行)によって、(自分ではない)他の誰かに変身するような服を作っているわけでは無い、着た人の個性の一部になるような服を作っている」って。

冒頭から胸アツで、涙が出そうです。そこから本編は、ドリスの仕事風景や、ショーの舞台裏、週末のプライベート等を映し、ドイツ語圏に近い英語の訛り、ベルジアンなフランス語とか、やや暗めではあるけれど、なんとも言えない情感たっぷりの雰囲気で進んで行きます。それもそのはず、今作の音楽は、かつてドリスのショーミュージックを演ったレディオヘッドのグリンウッド兄貴が担当してます。

メゾンとしての、ドリスヴァンノッテン社の拘りやモノづくりのスピリットにも感銘を受けるのですが、やっぱり私は、デザイナーとしてのドリス本人の葛藤や胸の内に、(図々しくも)自分を投影してしまいましたよ。ドリスの何がすごいって、買収劇の激しいこのファッション業界で、独資の運営で生き残っている数少ないクチュール系のメゾンなんです。評価する人々、受け取る側にとっては、仕上がったモノが全てなので、関係の無い話かもしれませんが、これってすごい事なんです。

巨大資本の傘下でやるのとどっちが良い悪いでは無いのですが、ブランドの在り方や佇まい、芯の部分にも通ずる、すごく大事な部分だと思うんです。クリエイションと資本の相互関係を切り離して考えることはほぼ不可能で、それを色んな意味で良い形でやり切るのは本当に難しい。カオスの00年代に突入し、それでも信念を曲げずにひたすら歩き続け、尚も前進しているところに胸を打たれました。この感じ、コムデギャルソン社へ向けるリスペクトと似てるかも。

ドリスは、40代以上の世代には言わずと知れた「アントワープの6人」の一人です。私はファッションビジネスで働く人間目線では、この18年そこらしか見てませんが、6人のデザイナーそれぞれのブランドの在り方、人生悲喜交々だな、と深く考えてしまいました。ドリス、かっこいいな。この中だったら、ウォルターの生き方も良いよな、と思ったり。アントワープ・シックスの中では飛び道具だと思ってましたけどね。笑

というわけで、見逃してた人は是非!ファッションの人だけじゃなく、何かクリエイションに従事している人にも響くと思います。



ヒマラヤイエティスポッティング2014-2015 ネパールまとめ
ネパール旅行の記事をまとめました。

ネパール初日 12/26/2014
ネパール二日目 12/27/2014
ヒマラヤトレッキング初日 12/28/2014
ヒマラヤトレッキング二日目 12/29/2014
ヒマラヤトレッキング三日目 12/30/2014
ヒマラヤトレッキング四日目 12/31/2014 大晦日
ヒマラヤトレッキング五日目 1/1/2015元日
ヒマラヤトレッキング六日目 1/2/2015
ネパール九日目 1/3/2015
ネパール十日目 1/4/2015 最終日


ネパール十日目 1/4/2015 最終日
ネパール最終日はまるまる一日あったので、ネパール最古で最大のヒンドゥー教寺院パシュパティに行ってみることにしました。

寺院の中はヒンドゥー教徒しか入れないのですが、寺院のすぐ横を流れる川沿いでは、ヒンドゥー教徒の沐浴や火葬を見ることができます。


川沿いにはオープンエアの火葬台が3台ぐらいあり、私が訪れた時ちょうど火葬の真っ最中で、オレンジ色の布に包まれた死体がメラメラと燃え上がり、異様な匂いが辺りに充満していました。

輪廻転生を信じるヒンドゥー教では、死者のお墓を作ることはなく、遺灰はそのまま川に流して終わりです。ちょっと先の方に目を向けると、その川下100mぐらい先で、女の人が普通に洗濯してましたけども。

ここはとても神聖な場所なのですが、世界的な観光地でもあるので、ツアー団体の方々がパチパチと写真を撮っていて、現地のガイドさんも写真を撮るように促していました。私はというと流石に写真を撮る気持ちにはなれず、火葬の様子をただずっと見ていました。

丘の上の森には墓地が。野生の猿とかいっぱい。


世界遺産です。



パシュパティを見た後もう少し時間があったので、さらに東に足をのばしネパールの小京都、世界遺産の街バクタプルにも行ってみました。


街を見学するだけで、外国人は1500ルピー(1500円ぐらい)。高っ。


お祈りおじさん。一眼レフの立派なカメラで撮影してた白人男性は、写真とったなら金くれ、って請求されてました。


この町には観光客むけに、やや洒落たカフェもチラホラありました。


カフェで隣り合わせたドイツ人の青年と少しおしゃべりしました。大学を卒業したばかりの彼は3ヶ月間ネパールに滞在しているそうで、この後もう6ヶ月いる予定だそうです。いいね、ヒマそうで。私も十数年前にタイでそんなことしたような。


バクタプルでは少しノンビリした気持ちでお茶を飲んだり、あてもなくぶらぶら歩いたり、お土産のヒマラヤ岩塩を買ってみたりしました。

そんな感じでカトマンズに戻り、最後の晩餐は少し豪華なネパール料理のレストランへ。

Thamel House Kathmandu

エベレストビール2本と、ネパール定食ダルバートのコース料理を頼んで、2200ルピー(?2200)。ここのダルバートは、さすが高級店だけあって、とても美味しく繊細な味付けがしてありました。


ローカルワイン、粟の焼酎ロキシーもいただきました。


まるで息の合っていない、ネパールダンスショーとか。


という感じのネパール10日間、全くもってインスパイアリングでした。治安もそこそこ良いので、殺伐とした事は無く、人々は素朴で穏やか、また、少し厚かましくてたくましいのでありました。

そして空港へ。eチケットが当たり前の私、何も持たずにつかつか空港に入ろうとしたら入り口で係員に止められ、「航空券もってないと中には入れませんよ」と言われました。

えー、今時eチケットっしょ?と返答すると、「何人だ?」と聞くので、日本人ですけど、とパスポートを見せると、「コンニーチワ、入っていいよ」と、アッサリ入れてくれました。


アメリカ、イギリスに継いで、世界でもかなり強い日本のパスポート。私、10年間も同じ写真がイヤなのと、赤より紺色が好き、というアホな理由で5年用のパスポートです。


あー、楽しかった。色んな事が起こって色々考える場面もあり、たった10日そこらでしたが、やはり旅の最後に思うことは、自分は日本に住んでる日本人なんだなー、という事でした。

新年早々、仕事とは全く関係無い内容で立て続けに更新しました。お付き合い下さってありがとうございました。今日から仕事に戻っておりまーす!!

ネパール九日目 1/3/2015
素晴らしい6日間のトレッキングを終え、この日はカトマンズへ戻る移動日です。ローカルバスで8時間。


前の日から降り続いていた雨の影響で、カトマンズへの道は土砂崩れが多発しており、道路状況がかなり悪いようです。と言うのは、他のパーティーの英語が話せるガイドさんからの情報。

行きは晴天のバスライドだったのですが、それでも崖っ淵走行で怖い思いをしたのに、さらに土砂崩れ&崖崩れ…。この日の午前中、ローカルバスは運行を見合わせていたようです。

で、私はというと、帰りはローカルバスを使わず、プライベートジープに変更されていたのであります。ジープっつっても、TOYOTAの4WD的な、運転席と助手席の後ろに3人3人乗れるヤツです。しかも、ボロッボロ。でも少人数で、ノンストップでカトマンズに戻れます。

ちなみに荷物は屋根の上に縛り付けられての移動…

さて、何故に帰りはプライベートジープに変更になったかと言いますと、実は私、シャンブルベシ村に戻ってWIFIが繋がった瞬間、現地の旅行会社にクレーム入れてたんです。長〜いメールで、ガイドがどんだけアホでえらい目にあったかを。

この時点では「どのようにギャランティしていただけるのでしょうか?お話し合いさせて下さい。」と、メールしていただけだったので、往路のプライベートジープが旅行会社からの詫びの印だった事は、後から判明します。なぜならアホのガイド、チャンドラが私にちゃんと説明してくれないからです。

そして、崖っぷちライド。怖い!


ガッタガタの道無き砂利道をすごいスピードで爆走。車内もバウンバウン弾みまくっています。50cmそっち側はもう断崖絶壁です。


分かりますかね、この崖感?私、崖側に座っていたので、怖くて怖くて。


でも、ネパールの山々はとても幻想的。…なんですけど、そんな事を思う余裕もないくらい、手に汗にぎるアグレッシブライド!こっうぇーーー!!


しかも、今日はローカルバスが運行してないから、とか何とか言って、ジープの乗車予約をしてないネパールおばちゃんが大荷物で乗り込んできます。後部座席3人用の幅なのに、ムギュ〜とおばちゃんが無理やり入ってきました。せ、狭い。つーか、おばちゃん、他人の太ももに重なって座ってるし。

後部座席一列目に座っていたドイツ人のグループはあからさまにイヤな顔していました。手足が長いから、3人席に無理やりもう一人ムギュっと入って来られて不快だったのでしょう。


そんなこんなで、山越え谷越え雨雲をぬけたら、昼前には良い天気の場所まで移動してこれました。途中途中にチェックポイントがあります。青いカモフラユニフォームは警察、緑のカモフラは軍隊だそうです。


ランチ休憩でまたもやネパール定食のダルバートを食べてたら、天井からヤモリが降ってきました。ペトッ、てテーブルに。吸盤があるから、着地は美しかったですけどね。


そんなこんなの山道走行7時間半。


ようやくカトマンズに入ってきました。あー、怖かった。


この後、旅行会社のオフィスに直行し、ネパール人のマネージャーが何とも言えない顔でお出迎え。私のクレームメールを読んでくれたんでしょうね。

ヒマラヤトレッキングでは、旅を終えたお客さんとガイドさんに友情が芽生え、カトマンズに着いてから打ち上げに行ったりするケースもしばしばあるみたいです。が、今回の私のケースは、間逆で、終了したら、GO AWAY PLEASEどうぞお帰り下さい、という状態でした。

と言うのも、色んな人の情報を総合して再度考えてみると、今回の私のガイドさんは、やはりいいガイドだったとは言い難く(保持している資格もレベルB)、仕事に対する意識も低い感じの「若者」でした。

んで、マネージャーのスルヤさんにどんなだったか全部ぜーんぶ報告しました。証拠写真付きで。スルヤさんは、私からのメールを読んだ時点で、既にチャンドラと電話で話していたようです。

チャンドラは確かにダメなガイドな上に、叱られたら言い訳ばっかする未熟者でしたが、ウソをついたりするようなズルい人では無かったので、マネージャーのスルヤさんも私の報告した内容が嘘では無いことをすぐに理解してくれました。

てな事で、残りのカトマンズ滞在は、グレードアップされたホテルのスイートが予約されていました。この時の話し合いで、往路のジープも詫びの印だと知りました。


そして、その日の夜、スルヤさんがディナーをご馳走してくれました。けっこういい感じのレストランで。


その夜は、早めに寝ようと歩いていたら、トレッキング中に一緒だった福島の美人姉妹とバッタリ再会したので、もう一杯ご一緒して、楽しかったトレッキングの思い出を語り合いました。旅はこういう一期一会がよい。

ヒマラヤトレッキング六日目 1/2/2015
実質今日がトレッキングの最終日です。前日の晩から降り続いている雨のせいで、足元はグチャグチャにぬかるんでおります。

あんなに穏やかだった山が…


しかしながら既に標高は2000m以下まで下がっているので、息切れして歩けない、みたいな事にはなりませんでした。後はゆっくり景色を楽しみながら下るだけ。

悪霊退散のお祈り…


植物に氷が…


野に咲くワイルド大麻とか…


そうこうしているうちに、トレッキングスタートポイントの村、シャンブルベシが見えてきました!


プロフェッショナルガイドのフルさん(青い帽子)とバカガイドのチャンドラ(右)


無事に戻ってこれました!道すがら一緒だった可愛い福島姉妹と乾杯しました。写真はネパールの定番モモ。


いやはや、最後の悪天候トレッキングはなかなか良い経験になりました。しかし、良い天気の時に山頂にいれてホントに良かった。

私は山ガールでも何でもなく、ヒマラヤトレッキングを決めてから、一回だけ東京近郊の低い山に練習も兼ねて登ったぐらいだったので、今回はどうなる事かと思いましたが、何とかやりきりましたー!



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